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2013年02月04日

第518回「プラネタリウムでDJを」




 そういえばプラネタリウムに一度も足を踏み入れたことがない、ふと思って一般的にはどうなのか訊ねてみれば、学校の行事だとかおそらくデートだとかでなんだかんだ、たいてい1、2回は行ったことがあるようで、僕のようにまだ一度もという人のほうが稀なようです。どこにあるのかと調べてみれば、郊外はもちろん、都心にもあったり、それこそヒカリエができるまえにはあそこにもあって、いまは場所を移して渋谷の上空にも満天の星空が映されているようだけれど、都会の最新型もあれば、田舎の丘の上に天文台と並んでひっそりと佇むものもあり、人々はあいかわらず夜空に思いをはせているようです。





 いつからか僕は、躍らせないDJというのに関心を持ちはじめました。DJなのに躍らせないとは、どこか腑に落ちないかもしれませんが、ラウンジのDJや結婚披露宴でのウェディングDJなど、(心は躍らせるものの)躍らせないDJを何度か経験して思うのはやはり、その環境に見合った音をセレクトすることがDJであって、闇雲に踊らせるだけがDJの役目ではないということ。それこそクラシック音楽だって、セレクトすれば立派なDJなのです。





躍らせるのでなく、ただ、聴かせる。その空間としていま目を付けているのが、前述のプラネタリウムになるのです。というのも、カフェでの音楽が、その重要度を50とすると、プラネタリウムのそれは80といってもいいくらい、音楽との相性、音の重要度は高いでしょう。満天の星空を眺めながら心地よい音楽を聴く。星たちがミラーボールのように輝く空間。無数の星たちもと無数の音符たち。お互いが光を与えることでしょう。もちろんこれまでだってプラネタリウムは心地よいもの。披露宴にしてもそう。わざわざそこでDJをしなくても成立はします。やる必要はない、だからこそ、やりたいのです。





星と音楽と、あとは香りもあるといいかもしれません。座り心地の良い椅子。あまりに心地よくて、あちこちで寝息がきこえてくるかもしれません。でも、きっと夢のなかで星空を満喫していることでしょう。そうやって星空の中を飛びまわることができたらDJは成功です。そしてロビーには、そのCDが販売されているのでしょうか。だから、最近つくる音は、プラネタリウムでかけることを意識せずにはいられません。





かつては健康ランドや温泉でDJしたいという願望もありましたが、それもまだあきらめたわけではありません。いろいろな空間でDJをしたい。必要とされていない場所こそ、やってみたくなります。どんなに悲しい日でも。プラネタリウムDJ。やがて実際の星空の下でもやるでしょう。またふえてしまったやりたいことこそ、星の輝きと言えますね。




2013年02月04日 10:11